リハビリテーション部の取り組み

山之内病院・リハビリテーション部の取り組みのご案内です。

リハビリテーション部からのお知らせ

リハビリテーション部について

リハビリテーション部組織

リハビリテーション部組織図

リハビリテーション部組織図

部門・人員体制

理学療法部門

  • 理学療法士(PT) 16名[男性:11名/女性:5名]

作業療法部門

  • 作業療法士(OT) 8名[男性:2名/女性:6名]

言語聴覚療法部門

  • 言語聴覚士(ST) 2名[女性:2名]

チーム紹介

リハビリテーション課

回復期病棟チーム(回復期リハビリテーション病棟)

回復期リハビリテーション病棟は、対象疾患の急性期の治療を終えた患者様が、在宅や社会に戻って少しでも元の状態で生活するために、1日最大3時間の重点的なリハビリテーションを提供する病棟です。また、リハビリテーションだけではなく、多職種と連携し、起床から就寝までの間、食事や着替え、排泄などの日常生活動作にも積極的に取り組み、患者様をサポートしています。

回復期病棟チームの取り組み

専従・専任のリハビリ職員が重点的なリハビリテーションを行い、患者様の「出来るADL」から「しているADL」への拡大を目指しています。定期的に各患者様に関するセラピストカンファレンスを実施し、リハビリテーション内容、目標、課題等について意見交換を行い、多職種連携や日々の関わりに繋がるよう、職員一丸となり取り組んでいます。また、医師・看護師・看護補助者・管理栄養士・医療ソーシャルワーカー・リハビリ職員が参加する各患者様に関するカンファレンスも定期的に行っています。多職種でのカンファレンス内容をもとに、毎月、患者様やご家族様と面談を行い、退院支援に繋げています。運転支援や就労支援を目指す患者様の支援も行っています。その他、当院の特徴である透析患者様のリハビリテーションも実施しています。

一般病棟チーム(一般病棟)

一般病棟は、内科疾患、呼吸器疾患、整形外科疾患、循環器疾患などに対する治療と並行し、リハビリテーションを提供しています。臥床による身体機能低下の改善、急性増悪後の機能回復を図るため、患者様の状態に合わせたリハビリテーションを行い、多職種とのチーム医療を意識した支援を進めています。

一般病棟チームの取り組み

毎週実施される病棟回診の前に、セラピストカンファレンスを実施しています。患者様のリハビリテーションの進捗状況、方向性、課題、多職種との連携状況等を、共有・意見交換し、具体的な退院支援が行えるよう進めています。入院期間が限られている為、より一層、多職種間連携、地域連携、ご家族様との連携を強化出来るよう努めています。その他、当院の特徴である透析患者様のリハビリテーション、糖尿病患者への運動指導、また、必要な患者様の動作指導を行うこともあります。

地域包括チーム(地域包括ケア病床)

地域包括ケア病床は、急性期治療後の患者様、または、在宅や施設で療養中に体調を崩された患者様が、安心して在宅や入所中の施設に戻るために、患者様に合わせた治療と集中的なリハビリテーションを行います。

地域包括チームの取り組み

毎週、セラピストカンファレンスを実施しています。一般病棟チームと連携し、治療状況や退院時期の状況に応じ、必要なリハビリテーションを提供しています。必要に応じ、身体機能や動作評価、運動指導を実施し、退院支援を意識した取り組みを行っています。

療養病棟チーム(療養病棟)

療養病棟は、急性期治療を終えたものの、継続した治療が必要な患者様に対し、安定した療養生活を送ることが出来るよう、また、在宅や施設等に退院出来るよう、リハビリテーションを継続して行います。

療養病棟チームの取り組み

病棟回診があり、多職種と連携しながら、リハビリテーションを進めています。病棟看護職員とも連携し、安心安全な療養生活や在宅復帰等に必要な動作評価や自主トレーニングの提案も行っています。

外来チーム(外来リハビリテーション)

外来リハビリテーションは、退院後も継続したリハビリテーションが必要な方や、在宅で生活している方の中でリハビリテーションが必要な方に対し、在宅生活や社会生活復帰に向けた機能回復を目指し、医療保険でのリハビリテーションを提供しています。

外来チームの取り組み

当院退院後や他院からの紹介の患者様等に対し、リハビリテーションを行っています。当院の透析に通院されている方へのリハビリテーション、ドライビングシミュレーターでの自動車運転再開に向けた評価等にも力を入れています。頻繁な通院が困難になった場合や介護保険サービスの利用が必要となった場合は、当院の訪問リハビリテーションへ移行することも出来ます。

訪問リハビリテーション課

訪問リハビリテーションチーム

2022年10月1日より、訪問リハビリテーション事業所を開設しました。
当院の理学療法士や作業療法士等がご利用者様のお住まいに伺い、心身状態に応じた身体機能訓練、トイレや入浴、家事、外出等、日常生活に直結する個別的な介護保険でのリハビリテーションを行っています。
入院、外来、訪問リハビリテーションと、リハビリ職員同士が連携し、シームレスな支援を行っています。
また、毎日、事業所医師との顔の見える連携が可能である為、適宜、情報共有することが出来、利用者様の状況に応じた、リハビリテーションを提供することが出来ます。

訪問リハビリテーションについて詳しくはこちら

部内委員会活動

リスク委員会

毎月1回、リハビリテーション部内で起こったインシデント事例等について、振り返り、対策を立てるためミーティングを開催し、再発予防・事故発生予防や部内のリスクへの意識向上を目指しています。

ICT委員会

日常のリハビリテーション業務での感染予防や教育、院内での感染対策及び感染拡大防止の対応が円滑に行うことが出来るよう、部門主任・病棟チームの代表職員が委員となり、月1回、ミーティングを行っています。


リハビリテーション科の診療内容

リハビリテーション科総合案内を見る

教育体制(ステップアップと新入職員教育)

資格取得・講習会一例

脳・神経系
  • IBITA Bobath イントロダクトリーモジュールⅠ修了
  • 認知症リハビリテーションリーダー
  • 環境適応講習会全コース修了
  • ヒューマンムーブメント講習会修了
  • ADAS-COG-J 認定者
  • 認知症ライフパートナー検定(基礎・応用)合格
  • 学習療法士1級
  • 千葉県認知症リハビリテーション専門職研修(基礎・応用コース)修了
運動器系
  • 体表解剖学研究会 A・Bコース修了
  • 初級障がい者スポーツ指導員養成講習会修了
  • DSIS基礎コース修了
  • Golf Physio Trainer
  • Golf Physio Therapist
内部疾患系
  • 厚生労働省委託事業 がんのリハビリテーション研修会全課程修了
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 呼吸理学療法スペシャリスト
  • 千葉県糖尿病療養指導士
  • 肺理学療法研修会修了
地域介護福祉系
  • 介護予防推進リーダー
  • 地域包括ケア推進リーダー
  • 福祉住環境コーディネーター2級
  • 生活期リハビリテーション合同研修会 (千葉県訪問リハビリテーション実務者研修会)修了
  • 介護支援専門員実務者研修修了
  • おもちゃのインストラクター
  • 千葉県介護予防の推進に資する専門職育成研修修了
  • フレイル対策推進マネジャー修了
  • 介護口腔ケア推進士
  • 訪問管理者研修全課程修了
教育・その他
  • 日本理学療法士協会 新人教育プログラム修了
  • 回復期リハビリテーション病棟協会 回復期セラピストマネジャー
  • 日本サービスマナー協会認定 マナー講師
  • リハビリ旅行療法士(在京研修・実地研修)修了
  • 日本作業療法士会 臨床実習指導者研修(中級・上級)修了
  • 千葉県における臨床実習指導者講習会修了
  • 日本サービスマナー協会認定接客サービスマナー検定準1級
  • 医療福祉教育管理学修士
  • 千葉県理学療法士会臨床実習指導者講習会終了
  • 防火管理者

研修制度

On The Job

  • 新入職員研修プログラム
  • リハビリテーション部全体勉強会
  • 理学療法部門勉強会
  • 作業療法部門勉強会
  • 言語聴覚療法部門勉強会
  • 症例検討会
  • その他:院内研修会、看護部研修会、回復期リハビリテーション病棟スタッフ合同勉強会、臨時勉強会 等

Off The Job

  • 各種病院外講習会
  • 他施設見学 等

新入職員研修プログラム

主なテーマ

  • オリエンテーション
  • リハビリテーション概論
  • 各病棟概要説明
  • 医療安全(リスク管理・感染管理)
  • 個人情報保護、メディアリテラシー
  • 電子カルテ操作
  • 診療報酬関連
  • 他施設見学 等
  • 接遇・マナー
  • 介護保険/福祉制度
  • 退院支援
  • リハビリテーション対象疾患別の基礎知識
  • 機器説明

その他

  • 業務チェックリスト
    (業務全般、入院から退院までの流れ、セラピストスキル、周辺機器の取り扱いの確認等)
  • 症例検討会
  • ナーシングスキルの活用
  • OSCE
  • 実技練習
  • 各種訓練場面の見学・同行等

プリセプター・プリセプティー制度と目的

1~3年目のセラピストに対し、経験のある先輩セラピストが、マンツーマンで一緒に臨床業務に取り組み、一定期間、持続的な指導・助言を行う体制を取り入れています。

  • 新入職セラピスト <プリセプティー>の職場適応と医療従事者としての自覚向上
  • 先輩セラピスト  <プリセプター>の自己研鑽と自己の成長

身近な先輩セラピスト等から、いつでもサポートを受けられます。

だから、安心して、
日頃の臨床・生活の相談ができる環境で働くことが出来ます!

プリセプター・プリセプティー制度と目的

チーム制・ジョブローテーション制

急性期、亜急性期、回復期、生活期、在宅といった領域別・病棟別にチーム制を取り、それぞれのチームに配属、または兼任することで、様々な領域を経験することが出来ます。また、時期に応じて、ジョブローテーションを行い、広い視野を持ったセラピストの育成に力を入れています。
チーム制図

研究業績

運動器系
  • 下肢整形疾患患者における、立位時圧分布中心のコントロールと歩行速度の比較(第18回千葉県理学療法士学会)
  • 整形外科系疾患を抱えた対象における疼痛遷延期間と破局的思考の関係(第19回千葉県理学療法士学会)
  • 当法人内における転倒リスク判定としての虚弱高齢者用10秒椅子立ち上がりテストの有用性(第22回千葉県理学療法士学会)
  • 身体活動量に基づく自転車エルゴメーター運動中の仕事率と主観的運動強度の関連(第24回千葉県理学療法士学会:優秀賞受賞)
基礎系
  • 当院におけるインシデント・アクシデントに対する取り組み(第18回千葉県理学療法士学会)
  • 当院の外来リハビリテーション対象患者のバイタルサインと性別、疾患別との関連性(第19回千葉県理学療法士学会)
  • 高齢者の自立度判定に30-second chair-stand testは有効か-Berg Balance Scaleとの比較-(第20回千葉県理学療法士学会:最優秀賞受賞)
  • 日常生活自立度におけるShort Physical Performance Batteryの有用性について(第22回千葉県理学療法士学会)
  • 歩行自立高齢者のバランス機能~支持基底面面積に着目して~(第21回千葉県理学療法士学会)
  • HONDA歩行アシストを用いた歩行訓練における歩容の変化~目標物を用いた視覚的フィードバックでの違い~(第33回回復期リハビリテーション病棟協会 研究大会in舞浜・千葉)
  • 照度の違いによるリーチ見積もり誤差からみた生体の応答性(第24回千葉県理学療法士学会)
  • 外向性の性格が運動意欲に及ぼす影響-Big Five尺度の「外向性」に着目して-(第24回千葉県理学療法士学会)
  • 若年者を対象とした頸部屈曲位が重心動揺に与える影響(第24回千葉県理学療法士学会)
  • 足底への触圧刺激と寒冷刺激の相乗効果による動的バランスの影響(第24回千葉県理学療法士学会)
  • 二重課題の難易度が歩行に与える影響について(第101回理学療法科学学会学術大会)
  • レジスタンス運動と有酸素運動の順序の違いが筋疲労と全身疲労感へ与える影響(第40回関東甲信越ブロック理学療法士学会)
生活支援系
  • 当院外来リハビリテーション対象者の外出頻度について-外出頻度の関連要因を探る-(リハビリテーション・ケア合同研究大会 千葉2013)
  • 当院周辺地域における理学療法士の認知度と身体異常を有した際の対処方法との関連性(第19回千葉県理学療法士学会)
  • 当院地域における「生活範囲の広がり」と「できる・しているADL」~関わりの意義~(第20回千葉県理学療法士学会)
  • 地域とつながる回復期~各施設の取り組みと課題~患者さまの夢を実現する為に・・・当院に、今、出来ること-(千葉県回復期リハビリテーション連携の会 第5回全県大会 PT部会)
  • 当院外来患者様の自主トレーニングと意欲、生活の広がりの関連性(第21回千葉県理学療法士学会)
  • 一般的な横断歩道を横断する際に必要な歩行速度とBerg Balance Scaleとの関連性(第21回千葉県理学療法士学会)
  • 当院リハビリテーション対象患者における靴・靴下着用の有無が歩行に与える影響について(第22回千葉県理学療法士学会)
  • 一般的な横断歩道を横断するために必要な身体的因子(第22回千葉県理学療法士学会)
  • 生活空間に与える影響について~転倒恐怖感、転倒歴や日常生活動作能力の観点から~(第22回千葉県理学療法士学会)
  • 本人希望の『盆栽をやりたい・ペットと遊びたい』をもとに、在宅復帰を目指した症例~御家族への介助支援を繰り返し、活動量の増大・自信に繋げる~(平成29年度生活行為向上マネジメント研修 生活行為向上マネジメント事例検討会)
内部障害系
  • 透析患者のドライウエイト量の違いによる主観的疲労度と軌跡長の相関について
    (第18回千葉県理学療法士学会)
  • 高齢血液透析患者の上肢機能と日常生活動作の関連性(第10回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会)
中枢神経系
  • 当院作業療法の脳卒中患者における自動車運転に関する調査-運転再獲得を目指して(リハビリテーション・ケア合同研究大会 千葉2013)
  • 自己身体能力と身体能力認識が及ぼす杖の必要性の捉え方(第19 回千葉県理学療法士学会)
  • ごわごわした手が軽くなるように-パソコン操作における麻痺側上肢の参加を目指して-(第26回活動分析研究大会)
  • 軽度認知障害と歩行速度の低下との関連性(第22回千葉県理学療法士学会)
  • 高次脳機能障害者に対する日常生活動作自立に向けて~注意・遂行機能低下を呈し更衣動作に難渋した症例~(千葉県作業療法士会 平成29年度第3回現職者共通研修会)
教育
  • 理学療法士における労働環境や経験が社会的スキルと特性シャイネスに与える影響(第5回日本リハビリテーション教育学会学術大会)
  • 当院回復期リハビリテーション病棟に従事するセラピストの課題と展望(第33回回復期リハビリテーション病棟協会 研究大会in舞浜・千葉)
その他
  • 外来患者におけるホームエクササイズについて-患者とセラピストの見解の差を考える-(第21回研究大会in金沢)
  • 当院リハビリテーション実施患者様の災害に対する意識調査~リハビリテーションスタッフの災害前の関わりについて~(第21回千葉県理学療法士学会)
  • 茂原地域を盛り上げ隊~山之内病院地域事業班の活動報告~(第12回千葉県地域リハビリテーションフォーラム)
  • 当院回復期リハビリテーション病棟の退院支援に向けた多職種連携強化への取り組み(第33回回復期リハビリテーション病棟協会 研究大会in舞浜・千葉)
  • 当院回復期リハビリテーション病棟における認知症への取り組み-チームアプローチにおけるセラピストとしての役割・課題の検討-(第8回千葉県回復期リハビリテーション連携の会全県大会 事務部会)

リハビリテーション部 全体勉強会

リハビリテーション部の勉強会について

当院では、患者様のニーズに応えるべく、リハビリテーション部の職員の知識・技術の向上を目的とし、定期的に勉強会(院内職員を講師として行う勉強会、院外研修会参加後に研修内容の報告を行う伝達講習会、症例についての発表・検討を行う症例検討会)等を実施しております。オンライン式、対面式、ハイブリッド式等、状況に応じ、実施しております。
また、病院全体として行う、感染対策研修会・医療安全研修会等への参加もしております。

課内全体勉強会
  • 接遇、マナー
  • リスク管理(総論・実践)
  • 退院支援~自宅退院と就労支援に必要な環境調整と制度~
  • クリニカルリーズニング~臨床推論について~
  • リハビリテーション栄養について
  • OSCE
  • 災害リハ~災害リハに必要とされる知識と技術(AED等含め)~
  • 地域リハビリテーション~地域の現状と必要とされる技術・知識及び最新レビュー~
  • 運動器リハビリテーション(実践編)~評価とアプローチ~
  • 呼吸器リハビリテーション(実践編)~評価とアプローチ~
  • 脳血管リハビリテーション(実践編)~評価とアプローチ~
  • 高次脳機能障害について

外部講習会参加実績

地域事業・研修会参加一例

地域事業・研修会参加
  • 介護予防事業従事者研修会
  • 山武長生夷隅圏域合同集合会
  • 千葉県脳卒中連携意見交換会
  • 千葉県脳卒中連携の会全県大会
  • 千葉県回復期リハビリテーション連携の会
  • 千葉県回復期リハビリテーション連携の会全県大会
  • ちば地域リハ・パートナー会議
  • 大腿骨頸部・転子部骨折地域連携パス会議
  • 千葉県地域リハビリテーションフォーラム
  • 地域包括ケア・介護予防推進リーダー研修会
  • パラスポーツ茂原
  • みんなでラジオ体操会&ファミリースポーツまつり
  • 介護予防活動におけるリハビリテーション専門職派遣事業
  • 茂原地区言語障害者友の会「ひばりの会」
  • 千葉県介護予防の推進に資する専門職育成研修
  • 市町村転倒予防教室
  • 千葉県理学療法士会 転倒予防関連事業
  • 介護施設での介護予防後援会
  • 地域リハビリテーション調整者研修
  • 介護職員初任者研修
  • 近隣市町村での防災訓練

Photo Collection





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